あゝ、この選挙結果よ

自民圧勝、維新躍進、民主壊滅的敗北である。

朝日新聞自民党を勝たせないように、勝ったとしてもその幅を狭めようと必死であった。

(web検索の結果も含む)
11/30 総選挙後に日本は「戦前」に戻るのか?/小林正弥
日本のこのような右傾化に中国や韓国が反発するのはもちろんであるが、ここまで来れば、アメリカすら決して好意的には見ないだろう。
〈公約を問う〉それでも政策で決める選挙だ 2012-12-03
〈公約を問う:1〉憲法観 選択すべき時 2012-12-04
〈公約を問う〉「国策」原発の行く末は 2012-12-04
12/05 [天声人語](抜粋)
▼きのう公示された衆院選の勝ちっぷり負けっぷりも、次の政権の緊張感を左右するだろう。「ほどほど」に勝ったところが、知恵を絞り、妥協に備え、国を立て直す政策論争に臨む。そんな国会にならないものか
〈公約を問う〉同盟重視だけでいいか 2012-12-11
〈公約を問う〉値下げ競い合い、デフレの悪循環 2012-12-08
 ■自民、金融緩和に前のめり
 ■物価上昇、副作用の懸念
12/06 〈社説余滴〉多党選挙をどう見るか
多党化を通じて右傾化が進むのでは、との懸念が感じられた。 それは杞憂(きゆう)であってほしい。
12/09 「右」台頭 老舗に危機感
〈公約を問う〉原発の是非、もう一度考える 2012-12-15
〈公約を問う〉改憲派台頭、危ぶむ護憲派 2012-12-16
 [http://www.asahi.com/politics/gallery_e/view_photo_politics_intro.html?intro-pg/TKY201212150431.jpg:title=主な争点と各政党の立場]
12/16 [政治断簡](抜粋)
(丸山真男の講演を引用して)その政策に賛成でなくてもB党を伸ばし、A党を抑制しておく方が、日本政治の将来にとって望ましい。そういう投票行動も状況次第ではありうるのだと。

選挙後は「右傾化」報道が相次ぐ。
12/17 「右傾化」に警戒感
12/17 中国各紙も安倍政権を警戒 「帰ってきた右翼」
中国・韓国「右傾化」警戒 総選挙、自民圧勝に
12/18 日本社会の右傾化が恐ろしい
日本社会の右傾化への流れを恐ろしく感じた選挙結果だった。
12/19 日本の誇り 軍事力ではない
今、若者の右傾化が進んでいるという。雇用不安の中、耳に心地よいナショナリズムに流されてはいないか。
12/20 圧勝自民 白紙委任ではない
政治の右傾化が危惧されるが、小選挙区制という得票差が増幅される制度の欠陥によってもたらされたのではないか。

集団的自衛権とは何か(四類型とは何か)、自衛隊武力行使までの著しい制約や現実問題との乖離を十分説明せずに、右傾化という見出しだけを前面に押し出す姿勢は、不安感を執拗に煽り、冷静な議論の俎上を敢えて乱している。これは原発を巡る国際公約との整合性などへの報道にも通ずる問題。

民主党も自分の党がまとまらないからと言って、改憲派の野田代表が「勇ましいことを言えばいいという問題ではない」などと濁していたが、北のミサイル成功ひとつをとっても検討が喫緊の課題であることに変わりはない。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121213-OYT1T00260.htm
米射程ミサイル、迎撃は集団的自衛権行使?

 政府の憲法解釈で集団的自衛権の行使が禁じられている中、行使にあたるかどうかの「グレーゾーン」とされた「4類型」については、自民党の安倍総裁が首相在任中(2006〜07年)に設けた政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(柳井俊二座長)が、報告書をまとめている(提出時は福田康夫政権)。

 憲法解釈を見直して、集団的自衛権の行使を認めるべきだなどとする内容だ。

 4類型は〈1〉日米が公海上で共同訓練中などに、米艦船が攻撃され、自衛隊艦船が反撃する〈2〉米国などに向かう可能性がある弾道ミサイルを日本のミサイル防衛(MD)システムで撃破する〈3〉国連平和維持活動(PKO)などで他国部隊が攻撃され、自衛隊が駆けつけて反撃する(駆けつけ警護)〈4〉PKOなどで自衛隊が外国軍隊を後方支援する――場合だ。

 北朝鮮が12日に発射したミサイルの射程は米国本土まで届く可能性があり、〈2〉のケースへの対応は喫緊の課題に浮上しそうだ。

 安倍氏は今月3日、東京都内でのあいさつで、「ミサイルをいち早く察知できるのは、日本のイージス艦だ。しかし、撃ち落とすと集団的自衛権(の行使)になるので、見過ごすことになる。そうなったら日米同盟関係は終わる」と語った。
(2012年12月13日10時28分 読売新聞)

http://www.asahi.com/politics/intro/TKY201212140811.html?id1=2&id2=cabcbcbf

平沼赳夫日本維新の会国会議員団代表

 憲法前文「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」は、おかしくないか。中国は尖閣諸島を領土と言い、領空侵犯した。北朝鮮はミサイルを打ち上げ、ロシアも同様。日本を取り囲む国にエゴと横暴はあるが、平和を愛する公正と信義など全くない。軍国主義になれと言うんじゃない。日本を我々の手で守れるようにしないと。(東京都東村山市での演説で)

安倍晋三自民党総裁

 日本国憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と書いてある。つまり、自分たちの安全を世界に任せますよと言っている。そして「専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」(と書いてある)。

 自分たちが専制や隷従、圧迫と偏狭をなくそうと考えているわけではない。いじましいんですね。みっともない憲法ですよ、はっきり言って。それは、日本人が作ったんじゃないですからね。そんな憲法を持っている以上、外務省も、自分たちが発言するのを憲法上義務づけられていないんだから、国際社会に任せるんだから、精神がそうなってしまっているんですね。そこから変えていくっていうことが、私は大切だと思う。(ネット番組で)

石破茂自民党幹事長

 中国の飛行機が初めて領空侵犯した。領海侵犯はあったが、領空まで侵犯するようになった。航空自衛隊はそれをとらえることができなかった。すきのない体制を作らないといけない。

 自民党は、間抜けな防衛政策ではなく、国と国民を守るため、法律をきちんと整備する。装備をきちんと整備する。そして、体制を整備する。我々は、侵略しようなんて全く考えていない。すきのない日本を作る。日本でできることは日本でやる。大阪市内での街頭演説で)